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たつき監督が描く物語の本質とは

たつき監督 (38)


たつき監督はポストアポカリプスが好きなんだろうなと思うけど、ケムリクサもけものフレンズも決して人類の話ではなくて「ヒト」を称する何者かの話なんで、果たしてポストアポカリプスを描きたいのかどうかは実はよくわからない
#ケムリクサ
思うに、たつき監督の嗜好は本質的にポストアポカリプスにあるのではなくて、そういう世界設定を利用して、そこに登場する「ヒト」をゼロから描き出す作業を通じて、根本から人間性を再発見し、再定義することで人間ドラマを描き出そうとするところに作家性があるように思う
#ケムリクサ
ケムリクサも今の所どうやら「人類」は出てきていない。リンたちは人間のように感じ行動しているが、恋愛感情を理解できない描写がある。人間性の根幹が作為的にモデリングされている。視聴者が彼女らに人間性を期待して見ることがすでに監督の仕掛けに嵌っている気がする
#ケムリクサ
それはともかく、王道の物語の構造の本質は、喪失や欠落と、その贖いや回復にある。その意味ではりんの喪失と欠落はこの2話で描かれており、この作品がどのような展開であろうと、それを回復し手にしようとする王道の物語であろうことは信じていいと思う
#ケムリクサ
1,2話で2012年の同人版の内容をほぼ全て消化したらしく、第二話でようやくOPが出たが、冒頭の散っていく葉に死んでいった姉妹たちが映るところからゾクっとした。想像以上にカッコよくて驚いた。これは高まるわw
#ケムリクサ