【ケムリクサ】りょく「出自なんてどーでもいーけど」
りく「生まれる前とか興味ねえし」
わかば「その辺(自分の記憶)の事はあんまり…」
これを喋らせるセンスが凄い
かばんちゃんと似てるよね
ヒトが絶滅してることに対してあんまり驚いてなかったし
たぶんたつきの作風なんだろうな
ヒトとしての記憶がない人なら、人がいる世界や社会をイメージできない
だから「人がいないなんて一大事だ!」みたいなパニックは起こさず、目の前の事態が最優先になるはずなんだよね
そういう物語世界の人の思考や感情に寄り添った脚本演出が、視聴者にとっては不可解な世界にいる不可解なキャラに、この世界で確かに生きているんだというリアリティをもたらしている
>ヒトとしての記憶がない人なら、人がいる世界や社会をイメージできない
かばんちゃんに関してはむしろ、それを知る事がかばんちゃんの原動力の一つでもあったな
人間って自分の暮す社会やコミュニティが破壊される事を恐れるけど
わかばもかばんもそういうコミュニティに属した記憶がないし
そもそも異種族のフレンズや姉妹達とのグループに帰属意識を持ってるんだよな
よって、人類そのものには無関心でも自分が属するコミュニティの異種族のためには普通に命張れると
コメント
現代日本の常識を一旦捨てて物語に入り込むことでキャラクターと一心になって楽しめる
プロットはなろうっぽいのに 楽しみ方はなろうっぽくない
記憶が無いのに目の前の仲間に帰属意識を持たないとか怪物感が凄いことになるからな
※1
なろうの大前提は、「常識的な設定でのさいきょう」だからね。
そもそも根本に流れるテーマや展開が違い過ぎる。
なろうっぽい要素って異世界、ファンタジーに視聴者と目線が近い登場人物がメインをはってるってところだけでしょ
ファンタジーに視聴者と目線が近い登場人物が出てくるのってよくあることだし、すぐなろうっぽいって言うのは違うと思う
それがあったのがりりだけど、それも辛い思い出だからなあ。
だからこそワカバがりりに残した最後の言葉「すきなことして、楽しく生きて」が重い。
過去である生まれより現在と未来をどう生きるかってのがたつきのテーマなんだろう
サーバルちゃんも1期で仄めかされた様に元はセーバルなんだろうし、2期ではそこら辺が描かれたはずだな
「いや俺が知りたいんだけど」
って3人共に突っ込んだ覚えがある
かばんちゃんもわかばも自分を誇示したりしないからね
何か問題事を解決しても「(解決できて)よかった」の一言で済ませるし、相手と同じ目線でちゃんと話すし
※7
素直かwww
めっさわかる
急に俺がムーやアトランティスの末裔と言われてもなぁ
違和感なくてスッと入ってくる
※10
なるほど。その上それらの情報もあまり無くて、それを知ってもあまり役立たなさそうで、それよりも自分が気になるものが間近にある状況だと別に自分の出自への興味は少なくなるね。
※6
家族から捨てられてた子供程こういう作品を見て欲しいと感じている自分がいる。
……まあ見てない自分が言うのもなんだけどね……
自分の出自への関心·意欲·態度オール1の姉妹達
っていうか、エヴァ以降つきまとい続けてきた「自分探し」ってしゃらくさいテーマに、たつき監督作品で、ようやく関わるのを止めた、って、時代の変化なんだと思うけどな
内省的に、自分が既に持っている要素から自分固有のものを探していくのではなくて、
コツコツと積み重ねて自分固有のものを新たに作っていく、という、
新米が実績を重ねて一人前になっていく如くの、人間社会においての成長過程という至極真っ当なテーマに、ようやく回帰することができたんだと思う
なろうと比較する人がいるみたいだけど、なろうはあくまで自分が既に持っている要素から勝負している点で、
「自分探し」の内省的な視点から逃れられていないと思う
自分探しは続いてるよ
自分は自分が好きなことの中にあって、血筋とか出身地の中にはないって言ってるだけだよ
「出世の本懐」ってやつだね
…ケムリクサキャラ菩薩説?
※16
哲学的な話になってくるけども、人間の感情の成り立ちって、例えば元から「好き」をはじめとした喜怒哀楽の感情が心の中に常にプールされてて、
それが引っ掛かる対象を求めて内側に燻り続けているって仕組みになっているだろうか、ってことに繋がるね
俺としては、ある対象が外(自分の心の外)から提示されて、それに対する反応として、
連鎖するような形で、何もないところから発生するのが人間の感情全般だと思うんだよね
そうすると、「自分は自分が好きなことの中にある」というのは、完全に「外に目を向け、対象を探す」ってことに置換可能だし、
そこに「自分(自意識・対自)」という概念を援用するのはむしろ邪魔だと思うんだ
その「好き」って反応を引き起こす対象が出てこない限り、自分を探す自分すら存在していない
出たり消えたりする概念が、自意識というものなので
(自分自身が大好きな人の話ならそれはまた別の話だけど・・・)
長文すんませんorz
※13
進撃の巨人の作者の家庭環境はあまり良くなかったし、名脚本家はあまり良い出自じゃない人が多いみたいな話も聞くので、たつきも何か色々あったのかなと変な冷奴をしてしまうな・・・
※18
監督の出自について邪推するのはちょっとどうだかな・・・
単純に、ケニアの都市部から少し行ったところなら、
「自分のルーツを探る? アホか、そんな暇あるならとっとと水汲み行って、牛の世話でもしてこい」
って生活を送ってる人らがいっぱい居ただろうなって想像してた
※19
そしてあたりまえのようにカメレオンを飼ってるんだな
※20
そう言えばあんま関係ないけど1年家帰ってなかったってわかった時に
カメレオンどうしてるんだろって思った
普通に一緒に職場に連れてってたんだろうけど
あれはかわいいしな
???「ひ、ひとりは無理でござる、連れてってほしいでござるよ…」
「そこ知りたくないんかい!」って散々焦らしてきたから11話がより光ったんだと思う
姉妹の周囲に文化という文化が無いから、生まれや出自よりも各々が持つ感覚に興味を奪われる。
その中で、りょくは文字を認識出来たから過去の出来事にまで興味を持てた。
改めて思うけど、よく考えられてるよね。
ワカバとかりりの記憶があればまた違うんだろうけどね
記憶が一度失われても精神衛生を保った状態でケムリクサで増えたりバックアップされたり
地球の文明より進んだ科学で出来てるんだよ
けもフレ1期にしろケムリクサにしろ、同じ価値観を持つ人種が
居ない世界で自分に出来る事orやりたいことを再認識するって辺りは共通してるな。
前者な世界でも姉妹やフレンズ達は互いの価値観を貶める事はしないし
後者を実現するために努力する姿勢は作中でしっかりと描写されてた。
これほどまでにこの2作品が共感を得て受け入れられたのは
逆に現実はこうじゃない、視聴者が求めているというのが若干悲しい所だが…。
かばんちゃんは派手なリアクションこそなかったが、人が絶滅したと聞いて目のハイライトが消えかかってなかったかな?
それにしても………はぁー、こめじはみんな賢いなぁ…小難しいことなんてとりあえず齧ってみてから考えたらいいナ!(思考の放棄)
記憶があろうがなかろうが俺は俺
台詞一つ一つがそのキャラを表してるなぁって思う。そう簡単にはできんことかと。
※19
邪推も邪推なのは重々承知の上なんだけど、彼のあそこまでのアニメにかける情熱を見ると一体何が彼をここまで動かしているんだとどうしても気になってしまってな・・・
ケムリクサ本編終わったけど、考察班はまだ旅路の途中なのナ!
ところでシュツジってやっぱりシュツッチとかシュツゾウとかいるのナ?
8人いたらシュワッチだな(ドヤ顔
・・・すまん、忘れてくれ・・・_(:3 」∠)_
※21
飼ってたのはケニアにいた頃じゃないの?
※18
サッカー日本代表のブラジル大会メンバーだかで、第1子率が異常に低いってデータが出てたのを思い出した。確かあの時はメンバー23人中1人だけだったか。
逆に母子家庭or父子家庭率は極端に高い。
つまりネグレクトとまでは言わないが、何らかの理由で親の干渉や庇護を強く受けない人間ほど、特定のジャンルにつよくのめりやすくなり、自己承認欲求が強まって才能が開花する確率が上がるって分析だったかな。
※15
押井守監督が似たような指摘をしてたな。庵野監督はパリディやオマージュのセンスがあり演出能力に優れているのに、「作家性」すなわち伝えたいこと、を根源では持ってないと看破していた。ディティールに凝りまくる監督なんだからそういう部分に劣等感を持つなんて全く意味のないことなのに、その「ないもの」を必死にさがすから毎回終わりのほうでおかしくなる。「伝えたいこと」がある作家の物語はきっちりカタがつくものなんだよ、と。
だから予言するが、エヴァは絶対完結しない、とまで言ってた。ないものをさがしても、それはない。俺はなんかこの言葉が心にひっかかってて覚えていた。でも事実、ケムリクサはメッセージ性が強烈かつストレートすぎて、続編くれと思わない。
なろうってある意味いかにいまの時勢にあった作風、流行りのストーリーを一定以上のクオリティーで素早く仕上げれるかかが人気作家になる条件なのである意味エンターテイメントを重視するたつきに通じるものがある
脱線するけど、カメレオン飼ってそうって言われただけで
飼ったことはないんじゃなかった?
※32
気にするな、お前はよく頑張った
その頑張りはスクショで永遠に保存してやろう!
※37
実際に飼ってた時期はあるらしいよ、今ではないようだが
※35
押井監督そんなこと言うてはったんか・・・
脱線するが、庵野さんに関しては、俺は押井監督の意見に半分賛成って感じだな
庵野監督は言いたいことがないんじゃなくて、本当はあるけど言いたくないだけなんだと思う
心理学で言うところの「抑圧」ってヤツだね
ドロドロした感情を吐露してしまいたいけれど、何か強い心理的な圧迫(常識・強すぎる良心・世間の目等々)故に吐き出せなくなっている状態で、
「本当は言いたいけど言いたくない、だけど言いたい!」ってアンビバレンスな心理を持った人だからこそ、
エヴァの作中でポストモダンの(つーか露骨にフロイト=ラカン的な)タームを用いることになるわけでしょ
ある意味、非常に都市社会的な葛藤で、それこそシンジくんみたいな繊細だと思う
だからって、対するたつき監督が牧歌的・田園的とまで断定はしないけど、テーマが太くて力強い感じはするよね
※29
セリフ一つというか口調や語尾だけでもかなり考えられてるね。
語尾のキャラ付けもそうだけど、12話ラストでのりんの「好きだ」
の前にわかばが「良かったです、本当に」と言ってるけど
これが「良かったですね」だとニュアンスが大分変わってきたりもする。
※37
カメレオン飼ってるのが珍しいとは思ってなかったから
「俺カメレオン飼ってるんやけどな」などといちいち話題に出さなかった
というのがへんたつでの話
※31
※32
脳みそを酷使しながら読んでたコメントの後の清涼剤
酷使も清涼剤もやっぱここは素晴らしい
あー!コメッチたち、またこうさつぶつけっこしてるのナ!
※40
実は俺もエヴァ以降けもフレ以降で考えてるよ。比較になっちゃうからどうしてもたつき監督からある種の、現代では失われたマッチョっぽさみたいなの感じるんだよね。
自我より大切な伝えるべきものがしっかりあるしそのための技法も身につけていきますという。悪い意味で使われがちな言葉だけど、誤解を恐れず言えば「洗脳」っぽいというか。古代の国家権力者だった時代の詩人とかシャーマンってこんなんだったんじゃないかなとか。
※42
そうだったか
もう一度見直すわww
ワカバはケムリクサ星人だからなあ地球人のように食事に栄養摂取以上の意味を持たなかったりコミュニティが謎だ
※45
なるほど、自分がたつき監督に惹かれるのは強いメッセージ性からくるカリスマからだったのか。流石たつき、俺たちに出来ないことを軽々とやってのける!そry
時代が求めていたものというか、現代を生きるみんなの心に空いた穴にぴたっとハマるピースをたつき監督が出してくれた感がある
※45
相変わらず長文ですまないが、それホント、とっても! わかるマンだわ
もっと細かく言えば、エヴァ以降(オウムショック)、まどマギ以降(震災直後)、けもフレ以降(「震災後」の終わり)って感じよね
もうけもフレ以降は「そろそろ元気出して、まずは歩きだしてみようよ」って前向きさがキーになってて、
情報提供側(制作)も情報の受け手(視聴者)も、色んな意味でいつまでもうじうじ旧態依然なことをやってると、
「陰キャ」と呼ばれ、取り残されてしまう時代に入ったんだと思う
ケムリクサのストーリーは日本神話だ、って人が居たけども、たつき監督の作劇法それ自体がマスラオ振りつーか、
万葉・古事記的な大らかさ・率直さがあるわな 先祖返りみたいな感じというか
(余談だが、SEKIROで桜竜が、ミドリちゃんのモデルと考察されてたあの剣振るった時はシンクロニシティに震えちゃったわ)
裏を返すと、こういう明確なストーリーが好まれる時代って、世界が動き始めてて、方々で確たる対処を求められている時期なんよな
平安期の貴族好みと鎌倉以降の武家好み、江戸の好み、大正の好み、戦中の好みと比較してくと、おおむねそんな風になってる
それで、洗脳だとちょっと不穏だから、「鼓舞する」って方が相応しいかな?
視聴者が見てとるストーリーにしろ、他のクリエイターが見てとる制作体制の在り方というメタな部分にしろ、色んな意味で勇気づけられる感じよな
※50
作品のもつテーマ性だけじゃなくて騒動以降のたつき監督のふるまい自体がまさに前向きな力強さの体現であるという
某2はまさに滅ぼされるべき旧態依然のメタファーというか噛ませ犬というか
この前のジオウのアギト編でも似たようなこと言ってたな
ターンエーガンダムでの違和感はこれだったか。ターンエーはかなり好きなんだが。黒歴史の設定をこれ見よがしにばらすのではなく、結果的に分かり世界観が広がるっていうふうにしてほしかった。前世紀の最後のガンダムの謎が今元号の最後にわかりました
※53
ターンエーはボルジャーノン(ザク)やカプルなどの旧作品のMSが序盤から出てきてるし、ある意味最後でネタばらしなんじゃね?
やるならGやWやXとかからも出しとけって意味?
ちんちん
※直球の下ネタは控えるようお願いします。